行動に影響を与える道具を考えたり作ったりしたい

継続、行動の強化、モチベーションアップに関するシステムを沢山作れたらないいなと。たまに株、先物など。

「習慣」「継続」アシスト系アプリ5選〜「行動に新たな物語(機能)を加える」というアプローチ 

 突然ですが世は「習慣」「継続」アシスト系アプリ戦国時代に突入しています!ダイエット、勉強、仕事などなど、つまらないけれどもやらなければいけない行動を継続することをアシストしてくれる優秀なアプリの紹介です。どのアプリも基本的な原理は同じで、「つまらない行動に新たな物語を加える」、「つまらない行動の意味(機能)を変える」という戦略を取っています。少し難しく言い換えると「当該行動を制御する変数を増やし、つまらない行動の生起頻度を上げて行動を習慣化する」ということです。では早速アプリを紹介していきます。

 

 1.Habitica

  RPG風のタスク管理アプリです。自分で設定したタスクを完了すると経験値やコイン、アイテムが手に入りタスクの遂行がゲーム化するというアプリです。例えばダイエットのためにランニングをするという行動があるとします。その行動に経験値がもらえるという新たな意味(機能)を付け加えることができるということです。アバターも可愛く手に入るアイテムも楽しいです。

 さて行動により強い物語性を持たせるには大衆がすでに認知しているキャラクターの導入が有効ではないかと考えます。任天堂さん、スクエニさん、この分野への参入ご検討ください!ポケモンGOは駅まで「歩く」やダイエットのために「歩く」という行動にポケモンをゲットするという物語(機能)を加えました。さらにこれを拡張し人間の行動全般に物語を加えてみてはどうでしょうか。

habitica.com

 

  2.みんチャレ

 任意の5人でグループを作り励まし合いながら行動を継続していくアプリです。行動が達成されたことが承認されるとコインが手に入ります。例えばテストのためにやっている英語の勉強という行動があるとします。その行動にチームの仲間が励ましてくれるという新たな意味(機能)を付け加えることができます。一定日数タスクを遂行しなかった場合にはそのグループから退出させられるという機能もありタスクの先延ばしを防ぎます。

minchalle.com

 

  3.stickK

 一定期間にやるべき行動や達成目標を決めてその契約が守られなかった場合に一定額の金額を寄付したり、友達に払ったりすというアプリです。まず契約時に契約が守られなかった場合の罰金額を決めます。当該行動を一定期間の間に遂行しないと罰金を払わなければいけないという嫌悪的な状況を作り出し、その嫌悪的な状況を消失させるための行動を呼び起こします。行動分析学における行動契約という技法を適用しています。

 やらなければいけない行動をしていない状態を嫌悪的な状況にするという技法で有名なエピソードはブラットピット主演のファイト・クラブに出てきます。獣医になりたかったのにコンビニの店員をしている若者に銃を突きつけて「今から死ぬ気で勉強しろ、そして獣医になれ、免許証は預かっている、住所はわかるんだぞ、見てるからな、今度見たときに獣医になるための勉強をしてなかったら殺す。」というシーンがあります。ここまで強烈ではありませんがstickKは嫌悪的な状況を作り出しそれを回避するための行動を自発させます。

https://www.stickk.com

 

  4.Selffunding 自分課金プロジェクト

 今している作業(行動、タスク)の価値を1秒ごとに可視化することによってその作業を動機付けようというアプリです。自分に課金しようというコンセプトです。例えば資格試験のために勉強しているという行動に資格試験に合格したら貰えるであろう金額を可視化することで行動に新たな意味(機能)を加えていると言えます。

www.youtube.com

xuexikuaile.hatenablog.com

 

 5.Time is money 時は金なり

 命=時間であると言えます。時間の価値を可視化し、刻々と減っていく時間(命)の重みを感じることにより行動を自発させるアプリです。刻一刻と時間(命)が失われていく嫌悪的状況を作り出しそれを回避(厳密にはできませんが)するための行動を自発させます。原理的にはstickKやブラッドピッドと同様のやり方で行動の生起をアシストします。

xuexikuaile.hatenablog.com

 

 すみません...後半のアプリふたつは私が製作したアプリです。120円の価値はあると自負しております!ダウンロードしていただければ、その収益でより行動が楽に自発するようなアプリをもっと製作したいと考えています。ステマはともかく、アーキテクチャ(仕組み)を使って、行動に新たな物語(機能)を加え望ましい行動を自発させるというアプローチは大きな潮流であると考えています。その代表的な例としては社会信用スコアによってより良いサービスが受けられる芝麻信用が挙げられます。社会的に望ましい行動をすれば得になるという新たな物語(機能)を加えることで社会に望ましい行動を増やそうという試みであると言い換えることができます。

 

アーキテクチャによる規制を通じた社会安定化のシステム

損得勘定と仕組みづくりでユーザーの倫理観を向上させる(社会にとって適正な行動を引き出す)


 

 

 

 

追記ステマ

シンプルなお金タイマー、タスク管理アプリもあります。

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