行動に影響を与える道具を考えたり作ったりしたい

継続、行動の強化、モチベーションアップに関するシステムを沢山作れたらないいなと。たまに株、先物など。

「Time is money -時は金なり-」という時間の価値を体感し行動を立ち上げるアプリを作りました。

 「時は金なり」、「時間はお金より貴重だ、二度と戻ってこないから」などと言われますが体感として時間の価値を感じることは難しいですよね。このアプリは時間の価値を可視化し、二度と来ない現在の価値を感じたり、それにより行動を立ち上げることを目的としています。

 

Time is money  -時は金なり

Time is money -時は金なり

  • jyun yamada
  • Productivity
  • $0.99

 

 
 時間の価値を表す方法として「毎日あなたの口座に86,400円が振り込まれます。しかし貯めることができないお金です。1日経つとなくなります。そうこれは86,400秒つまり1日という時間です。」という言われ方がされます。分かりやすい例えで、この話を聞いた瞬間は時間は大切だと思うのですが、この思いは長続きしません。実際に価値が減っていく様子が見えないからです。時間は見えないので。そこでバーチャルですが、振り込まれた時間の金銭的価値が減っていく様子を可視化し、時間の価値を感じ続けようというのがこのアプリのコンセプトです。
 
 使い方ですが、まず目標、作業内容などを入力してください。ただ時間の価値だけを感じたい時は「Time is money」と入力してください。
 次に自分にとっての1時間の価値を入力してください。例えば今何らかの活動、仕事、勉強などをして未来に富を生み出すと考えられるのであれば多めの金額を入力していただいて構いません(例えば受験勉強の生涯賃金への影響を時給1万〜20万とする考え方もあります)。1時間の金銭的価値がうまく想像できない時は6,000円で入力していただくと区切りもよくわかりやすいかと思います。
 次にカウントダウンしたい時間(分)を入力してください。1日の金銭的価値を可視化したいのであれば1440分(1日)と入力してください。半日の金銭的な価値ならば720分、その他自由に60分、15分など自分が今可視化したいスパンで入力してください。
 STARTボタンを押してください。可視化された時間の価値がカウントダウンされます。RESETボタンでリセットされます。SHAREボタンでSNSでのシェアができます。
 
 使用例
・起きている時間の金銭的価値を実感したいのであれば、朝起きた瞬間に1020分(17時間、だいたい起きている時間を自由に入力してください)で入力していただいてSTARTする。
・1日ならば1440分。
・今やる気が出なくて直近15分だけの金銭的価値を感じて行動を起こしたいというのであれば15分と入力するなどです。
 
 最後にこのアプリを作った理由と理論的背景を少々お話しします。
 理論的背景は「何かを失っていくという不安を作りだし行動を立ち上げるという行動分析学で言うところの嫌子消失による強化」をもとにしています。企業家の自伝を読むと彼らが人生のかなり早い段階で自分が死ぬことを意識していることに気づかされます。おそらく彼らは人生が有限であるということを早い段階で意識することにより、死への不安、欠乏感を埋めるために大量の行動を起こしているのではないかと考えられます。彼らが持つ強い生の有限性に対する意識には及ばないかもしれませんが、常に減りゆく時間の価値を可視化しカウントダウンすることにより、やらなければならないのになかなか立ち上がらない行動やいつかやりたいと思いながら今は面倒臭いなと思ってしまうような行動が立ち上がればと思いアプリを制作しました。