行動に影響を与える道具を考えたり作ったりしたい

継続、行動の強化、モチベーションアップに関するシステムを沢山作れたらないいなと。たまに株、先物など。

楽して株で儲けられる方法

 みたいな情報商材や書籍をよく見ます。自分が株をやっていることを知られると「儲かる株教えてよ」と言われます(そんなことがわかるなら私も教えて欲しい...)。自分の頭で考えないで「これさえやれば儲かる」みたいな情報に飛びつくことは愚かでしょうか。愚かと断罪するよりもそのメカニズムを考えて対策を立てた方がいいですよね(パチンコにはまる人は愚かでしょうか?ギャンブル依存症は?酒がやめられないのは?などなど、本人の自己責任に原因を求めてしまうと有効な手を打てないケースは多々あります)。

 AすればBになるというシンプルな因果関係に人は惹かれます。「勉強すれば株で勝てる確率が上がる」というのはどうでしょうか。株で儲けたいと思っている人にこう言ってもあまり受けが良くありません。一因として勉強した結果が金銭として反映されるのに時間がかかるからだと考えられます。例えばファンダメンタルズ投資ならば財務や簿記の勉強をして、財務諸表に目を通しIRに問い合わせ競合企業との比較をしたり、マクロ経済、ミクロ経済の知識を増やしたり、街に出てこれから売れそうなサービスを観察するなどしてやっと金銭的報酬に反映されます(反映されないこともある...)。

 実際には少量でも何かを勉強するごとにその人の人的価値は上昇していると考えることができます。未来に富を得られる確率が上がっていくのですから。未来に得られるであろう金銭的報酬を勉強時間で割って勉強しているその瞬間に提示してあげるというアイディアはどうでしょうか。例えば100時間の勉強で50万円儲かるならば、その勉強の価値は時給5000円、分給83.33...円、秒給1.388..円です。どうでしょうか。「勉強すれば株で勝てる確率が上がる」というあまり楽しくない方法が割と楽しくなります。最悪、株であまり思わしくない結果しか残せなかったとしても、人から聞いた情報を鵜呑みにするよりは自分の中に知識、思考の経験などが残るので悪くないでしょう。

 

 今日は1時間勉強したから5000円の価値を生み出したぜ!みたいに毎日記録していく方法も悪くないのですが、1秒ごとに金銭的価値を可視化してあげるともっと儲かってる感がありますよね。そんなアプリ作りました!すみませんステマです...

 

給与タイマー

給与タイマー

  • jyun yamada
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  • $0.99

 1時間6000円、1分100円、1秒1.666...円のペースで増えるタイマーです。お金が増えているように感じられます。タイトルは自由に設定できます。「簿記HD 目標株価1,000,000円」みたいに株式風にしてみることもできます。お金の色も変えられるので上昇していると感じられる色にしてモチベーションを上げることができると思います。

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掃除や確定申告など「めんどくさいなあ」と思うこともこのタイマーを使うことでお金が増えてる感を演出してやる気が出るかもしれません。

 

 

 

 

クラウドファンディングのような発想で自分に課金しよう!というコンセプトのアプリもあります。

xuexikuaile.hatenablog.com

「勉強がつらい、何も生産してない感じがつらい」問題を解決する

 医学部を再受験していた友達が「受験勉強の何がつらいかっていうと友達がバリバリ働いているのを横目に何も生産していない感じがするのがつらい」とよく言っていました。再受験、長期間の勉強が必要な資格試験(公務員試験、司法試験、公認会計士試験などなど)ではよくある現象かと思います。

 実際は勉強するごとに実力は蓄積されているのですが結果が出るのに数年かかるために(結果が遅延して現れるために)何も生産してないように感じてしまい、時に目の前の勉強を辞めてしまう。この問題を解決するにはどうすれば良いのか。遅延して得られる結果を分割して、勉強をするごとに提示してあげればいい。何かを生産してる感が得られます。行動の所産を記録する(勉強した時間や解いた問題数を記録するなど)ことは生産してる感を演出するオーソドックスな方法ですよね。

 また勉強時間を時給換算してやる気を出すという方法もよく聞きます。勉強した場合としなかった場合の生涯賃金の差額を試験合格に必要な勉強時間で割るという方法です。しかし「受験勉強の時給1万円!?よし!やるぞ!」と瞬間的には思うのですが、試験に合格したとしても、その金銭的報酬がもらえるのは数年から数十年かかるわけで目の前の勉強という行動はあまりモチベートされません。勉強したら即座にお金が欲しいんですよ。今欲しいんですよ。わかりました今あげます(バーチャルですが)。1秒ごとに金銭が増えていくアプリを作りました。苦手な、つらい勉強の金銭的価値を1秒ごとに提示して勉強行動を強化します。すいませんステマです。

 

給与タイマー

給与タイマー

  • jyun yamada
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 シンプルに1時間6000円、1分100円、1秒1.666...円のペースで増えるタイマーです。

Self funding  -自分課金プロジェクト

Self funding -自分課金プロジェクト

  • jyun yamada
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  • $0.99

クラウドファンディングならぬセルファンディンングということで、目標金額を設定し、達成率が表示されるアプリです。こちらも1秒ごとに勉強の金銭的報酬を表示します。

xuexikuaile.hatenablog.com

 

 

 アプリを使わなくても、勉強の所産を紙に書くとか勉強アカを作ってSNS上で社会的な強化をしてもらって勉強行動を継続するでも目標を達成できるのであればどんな方法でもいいですよね。色々な方法を試してそれでも尚、勉強行動の生起頻度が低いような場合に使ってみてもらえると嬉しいです。行動の生起頻度をあげられるような道具が社会に沢山転がっていれば、それはなかなか悪くない社会かなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

「Selffunding 自分課金プロジェクト」というアプリを作りました。

 「Selffunding -自分課金プロジェクト」というアプリを作りました。

   

Self funding  -自分課金プロジェクト

Self funding -自分課金プロジェクト

  • jyun yamada
  • Education
  • $0.99

 

 将来的に高い確率で金銭的報酬が得られることがわかっているにも関わらず、今現在その報酬に繋がる小さな行動が立ち上がらない方(その報酬が欲しいにも関わらず)のためのアプリです。

   例えば

・会社内で何かしらの資格を取ったら給料が上がるのにやる気が起きない

・勉強して難関資格を取ればもっと給料の高い仕事につけるのに行動が立ち上がらない

・ハロワに行けば仕事が見つかるのにめんどくさいから行かない(私です)

・ちゃんと仕事をすれば給料が上がるのにサボってパチンコに行く(私です)

・ちゃんと下調べしてから株を買えば勝てる確率が上がるにも関わらず面倒くさいから適当に買って損失を出す(私です)など。

 

  長期的に大きな利益が得られることがわかっているにも関わらず短期的に不合理な行動をとってしまうケースは枚挙にいとまがありません...小さな行動を積み重ねれば長期的に大きな利益になることがわかっていて、それを望んでいるにも関わらずその小さな行動が立ち上がらない状態をどうにかしようというのがアプリのコンセプトです。

 

  行動経済学では遅延価値割引か双曲割引(報酬の獲得まで時間が掛かる場合、報酬の価値が目減りしてしまう)あたりの理論でこの現象説明します。そこで小さな行動が生起した直後にアプリを使って金銭的報酬を可視化して提示し(バーチャルですが)遅延して手に入るであろう報酬の価値割引率が高くならないようにします。
 行動分析学では当該行動が生起しない一因として行動直後に起こる変化が小さすぎたり変化の起こる確率が低すぎることを考えます。いずれにせよ小さな行動の直後に報酬を呈示する方法が有効であると考えます。

 

  レイアウトもクラウドファンディングならぬセルフファンディングをイメージした作りで、遠い未来にもらえる報酬にたどり着くために行動を起こしていこう、自分に課金しようというイメージです。

 

 あなたが望むゴールに向かう小さな行動がより苦しくなく生起することをアシストすることができればそれに勝る喜びはありません!